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SMFLなど5社が製造業のサステナ経営支援
企画構想から運用改善まで一貫サポート
[三友新聞 2025年7月10日号 より]
三井住友ファイナンス&リース(今枝哲郎社長、SMFL)は、製造業のサステナビリティ経営を加速させるトータルソリューション「Circular Co-Evolution」(CCE)の提供を始めた。
持続可能な企業経営・地域運営への移行戦略支援サービスを手掛けるアミタ、アビームコンサルティング、SMFLとアミタ合弁で廃棄物管理システムを手掛けるサーキュラーリンクス、住友商事とアビーム合弁で企業や組織のGX(グリーントランスフォーメーション)推進の支援を手掛けるGXコンシェルジュの5社による共同事業。5社の強みを結集させ、CE(サーキュラーエコノミー)への対応が急務である製造業を主な対象に、サステナビリティ経営の推進を企画構想から運用改善まで一貫して支援し、環境負荷の軽減と事業成長の両立を図る。
6月30日に5社による会見が開かれ、SMFLの関口栄一専務が5社協業に至った経緯を説明。SMFLは一昨年からCE事業に取り組み、現在は新組織のCE本部に150名、環境エネルギー本部に100名を擁する。「CEの実現は一社単独では困難で、循環サークルの構築にはパートナーとの座組が不可欠。SMFLが音頭を取って5社連携を構築した」と、2年間の経験を踏まえた対応であることを明かした。5社連携において、SMFLはアセットホルダーの機能、自社で開発した資産管理クラウドサービス「assetforce」を活用したDXソリューションの提供を担う。

会見した(左から)サーキュラーリンクス・田部井進一社長、アミタHD・熊野英介会長、SMFL・関口栄一専務、アビーム・山中義史執行役員、GXコンシェルジュ・栗林亘社長