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保険代理店事業で新会社設立へ
SMBCグループ、三井住友海上

三友新聞 2025年7月3日号 より]

三井住友フィナンシャルグループ(中島達執行役社長グループCEO、SMBCグループ)、三井住友海上(舩曵真一郎社長)、銀泉(金丸宗男社長)の3社は保険代理店事業の共同出資会社を設立する。出資比率は未定。損害保険業界の不正を受けてこれまでの商習慣の是正などが求められるなか、代理店を統合して刷新を図る。銀行系の保険代理店としては最大規模になる見込み。来年4月の事業開始を目指す。

銀泉は三井住友銀行が出資するSMBCグループの親密会社。1954年に旧住友銀行の関連会社として設立され、保険代理店事業や不動産事業などを手掛ける。三井住友海上には代理店子会社の三井住友海上エイジェンシー・サービスがあり、両社の代理店事業を統合して新会社を興す。SMBCグループとしても出資に加わる。新会社の手数料収入は合計で100億円規模、従業員は約800名に及ぶ。三井住友海上エイジェンシー・サービスは1985年設立。2023年には全国の直資代理店12社を統合した。三井住友海上は2027年4月にあいおいニッセイ同和損害保険と合併を予定しており、国内事業体制の見直しを進めている。

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