会員会社ニュース

西アフリカ・ベナンで初工事
三井住友建設が立体交差受注

三友新聞 2025年7月3日号 より]

三井住友建設(柴田敏雄社長)は、西アフリカのベナン共和国コトヌ市で、交差点に橋梁を建設して立体交差化する工事を受注した。同社として初の西アフリカにおける工事となる。6月9日には都内で調印式が執り行われ、日本・ベナン両国の関係者出席のもとで調印が交わされた。

工事を行うコトヌ市のベトコ交差点は、ギニア湾沿岸のコートジボアールからナイジェリアまでの東西を結ぶアビジャン・ラゴス回廊と、ベナン最大の都市であるコトヌ市の中心を東西に結ぶ合流点で、交通の集中が著しく市内で最も渋滞が激しい場所とされる。

今回の工事は日本の政府開発援助(ODA)による無償資金協力プロジェクトとして実施するもの。延長270mのPC高架橋の建設と平面交差部の改良、信号機の設置を行うことにより交差点と市内幹線道路の混雑改善を図り、ベナンと西アフリカにおける物流改善に寄与する。請負金額は約32億円。工期は今年7月から2027年8月までの26カ月を計画する。

調印式の模様

他の記事も読む