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最終通過者30人が1年間の活動を報告
三井みらいチャレンジャーズオーディション
[三友新聞 2025年5月22日号 より]
三井グループ350周年記念事業の一つ、「三井みらいチャレンジャーズオーディション」の通過者が現在の活動について報告し合う「ステージアップミーティング2025」が、5月12日に東京ミッドタウン八重洲で開催された。
昨年3月に最終通過者を決定。「事業・社会活動部門」「研究・留学部門」「カルチャー創造部門」の3部門で10名ずつを選出した。2024年度には全員に一律500万円を提供し、以降は2027年度まで活動に合わせた支援を行う。今回は、活動開始からの1年間を振り返るとともに次のステップへ向けた方針を発表する会として企画され、海外在住者8名はオンラインで、22名はステージに登壇して自身の現在地を語った。

発表会の様子
研究・留学部門選出の鈴木健太さんは純粋数学を志すマサチューセッツ工科大学の学生として研究に励み、今年1月には全米の数学科学部生から1名のみが選出される「モーガン賞」を受賞。カルチャー創造部門の久保田徹さんは、タイとミャンマーの国境付近で現地ジャーナリストやクリエイターを支援する活動を続けている。事業・社会活動部門の中原楊さんは音声認識とAI要約によるカルテ自動生成サービスを開発。医療現場への導入はクリニックを中心に400施設を超えた。
350周年記念事業実行委員会の菰田正信実行委員長(三井不動産会長)は発表を聞き、「皆さんは1年間でものすごく成長されているが、目指す志はさらに高いところにあるのだろう。三井グループのリソースを使って、その志を果たしてもらいたい」とチャレンジャーたちを激励した。

チャレンジャー30名が発表会に臨んだ