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子会社・M&Eを吸収合併
日本製鋼所が組織再編

三友新聞 2025年5月1日号 より]

日本製鋼所(松尾敏夫社長)は、2026年4月1日付けで完全子会社の日本製鋼所M&E(武谷健吾社長)を吸収合併する。原子力発電所の原子炉に使用される部材など特殊な鋼製品を取り扱うM&E社の素形材・エンジニアリング事業を一体的に運営することで、同事業への高まる社会ニーズに迅速に対応するとともに事業の持続的な成長実現を目指す。

M&E社は2020年4月に、日本製鋼所の室蘭製作所(北海道室蘭市)を中心として過去に機能分社した子会社4社を対象とする組織再編により設立された。

M&E社には現在、低炭素社会の実現に向けて原子力発電や高効率火力発電用の素形材製品に対する開発ニーズが高まっており、合併によって優秀な人材の安定的な獲得と、経営資源の機動的な配分を進めて対応力強化を図る。

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