会員会社ニュース
木造建築ブランド「&forest」新設
三井不動産が木材活用推進
[三友新聞 2025年5月1日号 より]
三井不動産(植田俊社長)は、グループとして手掛ける新たな木造建築ブランドの名称を「&forest」に定めた。現在建設中の日本橋本町における木造オフィスビルをブランドの第1号物件とし、「日本橋本町三井ビルディング&forest」に決定。オフィスビルの2号物件や、物流施設への展開も計画されている。
「&forest」のオフィスビル第1弾の日本橋本町三井ビルディング&forestは地上18階建て、高さ84m、延床面積約2万8,000m²の木造賃貸オフィスビル。竹中工務店の施工で2026年9月の竣工を計画する。オフィスビル第2弾の「(仮称)日本橋本町一丁目5番街区計画」は地上11階・地下1階建て、高さ56m、延床面積約1万8,000m²。大林組の施工で2028年4月の竣工を予定する。物流機能を持たせた新産業創造拠点として神奈川県海老名市で計画する「三井不動産インダストリアルパーク(MFIP)海老名&forest」は地上4階建て、延床面積約4万m²の建物で、構造の一部に木材を採用するほか、三井不動産の保有林の木材を構造材や内装・仕上げ材の一部に使用する。4月1日に着工済み。2026年6月末の竣工を予定している。

木造オフィス第1号の「日本橋本町三井ビルディング&forest」(完成予想図)