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生成AIでコンサルティング
三井物産が「MBKデジタル」設立

三友新聞 2025年4月3日号 より]

三井物産(堀健一社長)は生成AIを活用してコンサルティングを行う新会社として「MBKデジタル」を4月1日付で立ち上げた。データ戦略の策定やデータに基づく広告運用代行、AI開発・分析、国内外の広告配信AIツールの販売などを担う。2030年には100億円超の売上高を目指す。

三井物産の子会社でデータマーケティングの「Legoliss(レゴリス)」と分析AIの「Hogetic Lab(ホゲティックラボ)」の2社を統合して発足させた。AIを用いて戦略策定から広告運用代行までを一貫して支援するコンサルティングを行う。既に大手電力会社などとデータ基盤構築の協議を進めている。レゴリスは国内トップクラスの顧客データ基盤導入支援実績があり、AIで動画広告効果を高めるマーケティング支援ツールの「ZEFR(ゼファー)」を手掛ける。ホゲティックはデータ活用における企画提案や仮説構築力を強みとしており、専門の分析担当者がAI搭載の独自ソリューションを用いて効果的な施策実行に向けて伴走支援する。

今後は三井物産グループのIT支援サービスとも組み合わせる考え。経験や勘に頼るのではなく、データ分析結果に基づくデータドリブン経営を推し進める。

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