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床材に環境配慮型の人工石材
三井住友建設が万博・住友館に
[三友新聞 2025年4月3日号 より]
三井住友建設(柴田敏雄社長)は、自社開発した人工石材「さすたまぶる」の床材を、大阪・関西万博の住友館における屋外通路に初適用した。「さすたまぶる」は、高炉スラグ微粉末などの産業副産物を使用することでセメントの使用量を減らした独自の環境配慮型コンクリート「サスティンクリート」の技術を応用して作る人工石材。多彩な色や模様が表現でき、形状の自由度が高いため、天然石材では難しい造形も実現できる。
大阪・関西万博の住友館建設工事は三井住友建設と住友林業の共同企業体が手掛けた。同施設の屋外通路として15cm角の薄いタイル状にした「さすたまぶる」を使用。周辺の外構と調和した色調としつつ、住友館のシンボルマークなど3種類の模様を印刷して敷き詰めた。

使用した「さすたまぶる」の無地(左)と住友館のマークを印刷したもの(右)