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インドネシアで地熱発電建設プロジェクト
TOYO・東芝ESSが10月に続き受注

三友新聞 2025年1月9日号 より]

東洋エンジニアリング(細井栄治社長、TOYO)はインドネシアで、現地子会社のPT Inti Karya Persada Tehnik(吉原淳社長、イカペテ)を通じて地熱発電所建設プロジェクトを受注した。発電容量は60.3MWで、2027年の完工を予定する。蒸気タービンと発電機は東芝エネルギーシステムズ(島田太郎社長、東芝ESS)が製造を担う。

TOYOと東芝ESSによるインドネシアの地熱発電所建設プロジェクトへの参画は、昨年10月に発表した西ジャワ州のワヤン・ウィンドゥ地熱発電所第3号機(発電容量30MW)の受注に続くもの。今回は西ジャワ州のバンドン県に建設されるパトゥハ地熱発電所の2号機を、イカペテが同国のパートナー企業・PT Wasa Mitra Engineering(ワサ・ミトラ・エンジニアリング)とともに受注した。

イカペテは設計、調達、建設工事を一括で受注しており、調達する機器のうち発電設備を東芝ESSが供給する。

TOYOは、昨年8月にはインドネシアのエネルギー鉱物資源省と地熱マスタープラン策定に協力するための覚書を交わし、続けて同国の肥料製造会社との共同による再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニア製造プロジェクトを発表するなど、インドネシアでの再エネ関連事業を拡大している。

調印式でのイカペテ・吉原社長(中央左)と東芝ESS・松浦華菜子マネジャー(中央右)

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