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三井物産がAUSJを完全子会社化
ユニフォームレンタルで国内最大手
[三友新聞 2024年10月10日号 より]
三井物産(堀健一社長)は、ユニフォームレンタルで国内最大手のアラマークユニフォームサービスジャパン(林達宏社長、AUSJ)を完全子会社化する。米国アラマーク系のベスティス(旧アラマークユニフォームサービス)から39.2%の株式を追加取得し、子会社のエームサービス(小谷周社長)の持分と合わせて100%にする。10月中旬の取得を予定している。
AUSJは1998年、三井物産やアラマークなどの合弁により設立。顧客ニーズに合わせてユニフォーム・制服を企画・手配し、貸与、クリーニング、メンテナンスなどの管理業務を集配付きで請け負う。現在は食品、医薬品、化粧品業、製造業、流通業、医療機関・薬局など約55万人にユニフォームレンタルサービスを提供している。従業員数は約1,500名。
三井物産は複合型ホスピタリティサービス事業を強化することを目的とし、今回ベスティスからAUSJの株式39.2%を追加取得することで合意した。持株比率を78.4%に高め、給食事業を担う子会社のエームサービスが保有する21.6%と合わせて完全子会社化する。
三井物産は昨年、米国アラマークと折半出資していたエームサービスを完全子会社化。健康・ウェルビーイング関連事業の強化に注力している。

AUSJの洗濯工場