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エームサービスの能登地震支援に感謝状
災害時要配慮者への消化しやすい食品提供で
[三友新聞 2024年7月25日号 より]
エームサービス(小谷周社長)は、令和6年能登半島地震発生時に実施した災害時要配慮者向けの食品支援活動について、公益社団法人日本栄養士会から感謝状を授与された。
要配慮者とは、災害時に情報把握や避難、生活手段の確保がしにくい子供や障害者、妊産婦、傷病者などを表す。特に食事面では、過去の災害において、疾患を持つ人が避難所で提供される食事を摂取できず栄養状態が悪化する例があった。
エームサービスは、潰瘍性大腸炎やクローン病の総称である「IBD(炎症性腸疾患)」患者向けに、脂肪と繊維を控えて胃腸にやさしい仕様としながらもカレーやミートソース、ラーメンなど多彩な味が楽しめるレトルト食品「まんぞく君」を製造・販売している。
能登半島地震発生の際には、賛助会員として加盟している日本栄養士会から災害時要配慮者向けの食品提供の依頼を受けて、常温保存が可能で災害食に適している「まんぞく君」を200ケース提供。現地では災害支援栄養チームによる被災者への聞き取りを経て、要配慮者へ「まんぞく君」が届けられた。これら一連の活動に対して今回、日本栄養士会から感謝状が贈られた。

多彩な味が楽しめるレトルト食品「まんぞく君」