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東レ科学振興会が科学技術賞など発表
科学技術の優れた業績や若手研究者を評価
[三友新聞 2024年2月22日号 より]
公益財団法人東レ科学振興会(会長=日覺昭廣・東レ会長)は、第64回東レ科学技術賞、東レ科学技術研究助成、第55回東レ理科教育賞を決定した。
科学技術賞は、慶應義塾大学医学部・吉村昭彦教授、岡山大学・沈建仁異分野基礎科学研究所所長・教授の2名。吉村氏は「サイトカインシグナル制御機構とその病態生理学的意義」、沈氏は「光合成における水分解反応及び光エネルギーの高効率利用機構」で評価された。
科学技術研究助成は東京大学物性研究所・橋坂昌幸准教授ほか11名に決定。理科教育賞文部科学大臣賞は佐野市立西中学校(栃木県)・篠﨑淳教頭のほか、理科教育賞2名、佳作4名、奨励作3名、理科教育賞・企画賞8名が選ばれた。
科学技術賞は科学技術における優れた業績の表彰、科学技術研究助成は科学技術の基礎的・萌芽的研究を行っている若手研究者への資金援助で、77学協会と東レ科学振興会の推薦人の推薦で募集を行っている。理科教育賞は公募で、創意と工夫によって著しい教育効果を上げた中学校・高等学校等の理科教諭を表彰するもの。