三井不動産（菰田正信社長）は3月10日、東京駅八重洲口至近の大規模複合施設「東京ミッドタウン八重洲」を全面開業させた。同日には菰田社長をはじめ関係者によるテープカットが行われたほか、イメージキャラクターを務める女優の生田絵梨花さんによるゲストトークを実施。館外にはオープンを待つ長蛇の列ができ、開館後は大勢の一般客で賑わった。

生田さんは「八重洲には日本の玄関口のイメージがある。東京ミッドタウン八重洲には、日本中はもちろん、世界中から人が集まる施設になるのではないかと楽しみにしている」と笑顔で語った。

東京ミッドタウン八重洲は地下1階から地上3階が商業フロアとなっており、初出店6店舗を含む57店舗が集まった。

「デイリーユース」の位置づけで昨年9月に先行開業していた地下1階に続き、今回オープンした地上1階から3階には「ジャパンブランド」にこだわった店舗が集結。京都・西陣織の老舗「細尾」が東京初出店した「HOSOO TOKYO」や、元水泳選手の北島康介氏が発起人となり、東京に拠点を持つ14のスポーツチームが連携するファッションブランドの「TOKYO UNITE」は全国で初めて店舗を構える

2階のフードコート「ヤエスパブリック」には人気イタリアンの「ta・bacco」やジビエ肉料理も取り扱う居酒屋「立喰酒場 金獅子」、人気ラーメン店が期間制で交代する「POPUPラーメン」などが軒を連ね、食事やちょっとした休憩、立ち飲みなど幅広く利用できる。