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太陽光発電サービスで新会社
JA三井リース、余剰電力も活用

三友新聞 2023年3月9日号 より]

JA三井リース(新分敬人社長)と傘下のJA三井エナジーソリューションズ(阿久津真吾社長)は、アイ・グリッド・ソリューションズ、VPP Japan、農林中金と、「サーキュラーグリーンエナジー合同会社」を設立した。

新会社では需要家施設の屋根に太陽光発電設備を設置し、自家消費サービスに加え、設備から生じる余剰電力の有効活用を行う「余剰電力循環型太陽光PPAサービス」を手掛ける。JA三井リースグループと農林中金のネットワーク、電力事業を展開するアイ・グリッドの電力ビッグデータに裏付けられるAIを活用した電力需給調整機能、アイ・グリッドの子会社であるVPPが持つ約470カ所の太陽光発電所開発実績に基づくノウハウを結集。JA三井リース、農林中金の取引先や系統団体に向け、脱炭素化ソリューションを提供していく。

一般的に、太陽光発電の自家消費では余剰電力が発生しないようにパネルの容量を設定するが、新会社のサービスではアイ・グリッドが余剰電力を買い取るため、余剰を気にせず屋根スペースを最大限に活用できる。また余剰電力を蓄電池やEV充電設備等に供給する余地を残すことで、エネルギーの地産地消や非常時の地域電源としての運用も可能となる。

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