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燃料アンモニア製造プラントで協業
東洋エンジニアリング・日揮ホールディングス

三友新聞 2022年5月12日号 より]

東洋エンジニアリング(永松治夫社長、TOYO)と日揮ホールディングスは、燃料アンモニアの製造プラントや受入基地の建設で協業する。4月26日付でアライアンス契約を締結した。事業化調査や基本設計といった構想段階から、設計・調達・建設プロジェクトの受注・遂行まで連携する。

TOYOは国内外で80件を超えるアンモニアプラント建設の実績を持つ。エンジニアリング大手の両社が連携することでノウハウを結集し、燃料アンモニア事業者へより高い提案力や競争力を発揮したい考え。

アンモニアはこれまで肥料用途が主だったが、燃焼時に炭素を排出しないため発電や船舶燃料への活用が期待されている。燃焼効率や窒素酸化物の排出などの課題もあるが、日本政府は2030年に年間300万t、2050年に同3,000万tの導入目標を掲げており、アンモニア燃料活用製品の開発競争が激しさを増している。

調印式で握手を交わすTOYO・永松社長(左)と日揮HD・石塚忠社長

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