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仏土木工学会から「アルバート・カコー賞」
三井住友建設・春日副社長、欧米以外で初

三友新聞 2022年4月28日号 より]

三井住友建設(近藤重敏社長)の春日昭夫副社長はフランス土木工学会(AFGC)から、「アルバート・カコー賞」を受賞した。3月24日にパリで開かれたAFGC年次総会で授与式が執り行われ、春日副社長に賞状と記念品が贈られた。

表彰を受けた春日副社長(中央)

アルバート・カコー賞はフランスの土木技師として活躍したアルバート・カコー(Albert Caquot、1881-1976)の名を冠して1989年に設立された賞。技術面や業績だけでなく、道徳的な資質や建設業界における影響力を評価し、受賞者を決定する。フランス人と外国人技術者を毎年交互に表彰しており、春日副社長は欧米以外で初の受賞者となった。

春日副社長は1980年に旧住友建設(現三井住友建設)に入社し、世界初のエクストラドーズド橋である神奈川県の小田原ブルーウェイブリッジ(1994年竣工)や世界初のバタフライウェブ橋である宮崎県の寺迫ちょうちょ大橋(2013年竣工)など、新たな施工法や構造形式の研究開発、設計、施工に携わってきた。現在は、欧米豪以外から初選出となる国際コンクリート連合の会長も務めている。

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