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三井不動産が日本橋で宇宙ビジネス展示会
三井住友海上は宇宙保険をPR

三友新聞 2021年12月16日号 より]

三井不動産(菰田正信社長)は12月14日から2日間、日本橋三井ホールで宇宙関連事業の展示会「TOKYO SPACE BUSINESS EXHIBITION 2021」を開催した。日本橋の宇宙ビジネス拠点化を図る「X-NIHONBASHI(クロスニホンバシ)」プロジェクトの一環。

開会セレモニーではまず、主催者を代表して三井不動産の植田俊取締役専務執行役員が登壇。「日本橋は五街道の起点として日本中からヒト・モノ・コトが集まる街だった。宇宙へ6つ目の街道を作っていくため、今後も取組みを続けていきたい」として、X-NIHONBASHIの活動推進を誓った。

ゲストに招かれたIHI(井手博社長)出身の宇宙飛行士・野口総一さんは「ビジネスは人と人の繋がりが大切。産官学が結集する場としてこれからも日本橋が続いていくことを祈念する」と述べ、宇宙ビジネス拠点としての日本橋に期待を寄せた。

三井不動作・植田専務(中央)や野口聡一宇宙飛行士(左端)らがテープカットで開幕を祝った

展示会には、水を推進剤としたエンジンを開発する「Pale Blue」やスペースデブリ除去を手掛ける「アストロスケール」など様々な宇宙スタートアップのほか、大分空港の宇宙港への活用を構想する大分県など21者が出展した。三井系からは三井住友海上(舩曵真一郎社長)が参加し、衛星に関する打上前段階や打上時、衛星軌道上での損害に備える各種「宇宙保険」をPRした。

「宇宙保険」をPRした三井住友海上

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