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iPS細胞研究開発ベンチャーに出資
三井住友信託銀行・SMFL・SMBCVC

三友新聞 2021年9月16日号 より]

iPS細胞由来の再生医療製品の研究開発型企業として設立されたオリヅルセラピューティクス(OZTx)に、SMBCベンチャーキャピタル(落合昭社長、SMBCVC)、三井住友信託銀行(大山一也社長)、三井住友ファイナンス&リース(橘正喜社長、SMFL)などが出資した。

OZTxは、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と武田薬品工業の共同研究プログラムT-CiRA(責任者=京都大学・山中伸弥教授)における2つの研究プロジェクトの有効性が検証されたことに基づき設立。両プロジェクトの研究資産はOZTxに移管された。

同社では今後、iPS細胞由来心筋細胞を用いたプロジェクトと、iPS細胞由来膵島細胞を用いたプロジェクトの臨床応用を目指す。またiPS細胞の分化、培養、精製等に関する技術を通じて創薬研究支援や再生医療研究基盤整備を行い、社会実装を推進。iPS細胞による再生医療が患者や社会に適切に届くよう貢献していく。

SMBCVCは京都大学イノベーションキャピタル、武田薬品と共にシード出資しており、続くシリーズAに三井住友信託、SMFL、SMBCVCが参加した。シードとシリーズAを合わせた第三者割当増資の総額は60億円規模。

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