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SMFLがケネディクスにTOB
1,300億円超、不動産事業を強化

三友新聞 2020年12月17日号 より]

三井住友ファイナンス&リース(橘正喜社長、SMFL)完全子会社のSMFLみらいパートナーズ(寺田達朗社長)が100%出資するSMFLみらいパートナーズインベストメント2号は、独立系不動産アセットマネジメント会社のケネディクスに公開買い付け(TOB)を実施し、子会社化する。

不動産ビジネスの強化が狙い。買付価格は1株当たり750円。来年1月8日まで実施する。最大で約1,320億円を投じ、約80%の株式を取得する方針。ケネディクスはTOBに賛同しており、成立すればケネディクスは上場を廃止する。

筆頭株主のシンガポール投資会社・ARAは約20%を保有しており、TOB対象外。TOB実施後、最終的にはSMFLが70%、ARAが30%の保有割合になるよう調整する。

またTOBと同時に、SMFLはケネディクスと資本業務提携契約を結んだ。SMFLはケネディクスの独立系としての経営の自主性を維持しながら、協業による取引機会の拡大と信用力の向上を通じて成長させ、両社の企業価値向上を図る。

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