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「千のトイレプロジェクト」が13年目
王子が東ティモールの衛生環境支援

三友新聞 2020年11月5日号 より]

王子ホールディングス(加来正年社長)と王子ネピア(用名浩之社長)は、2008年に開始した「ネピア 千のトイレプロジェクト」を、13年目となる今年も継続する。

11月1日から来年1月末までキャンペーンを実施し、期間中の対象商品の売上の一部で、ユニセフの「水と衛生に関する支援活動」をサポート。アジアで一番若い独立国である東ティモールにおいて、地元で手に入る資材を集めて自分たちの力でトイレを作り、衛生的な環境を構築することを支援するもので、屋外排泄の根絶と衛生意識の向上や衛生環境全般の改善を目指す。

王子はキャンペーンを周知するため、プロジェクト告知商品を日本全国で数量限定販売する。商品のパッケージには写真家・小林紀晴氏の写真を起用して店頭でもPRし、世界の「水と衛生の問題」への関心を高め、理解を深めることに努める。

13年目を迎えるプロジェクトでは、これまでに約2億円を寄付。累計で約2万3,000件のトイレづくりを進行しており、学校や地域のトイレ・給水設備の改善により、来年3月には約14万7,000人が安全で衛生的なトイレを使えるようになる。

東ティモール・アイナロ県ライメララウ集落のプロジェクトでつくられたトイレの前で手を洗う少女(小林紀晴撮影)

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