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三井物産が欧州農薬販売会社に出資参画
三井化学アグロ製品を販売

三友新聞 2019年12月19日号 より]

三井物産(安永竜夫社長)は、欧州完全子会社のMASI社を通じ、欧州の農薬販売会社・BCP社の株式62%を取得する。

BCP社には三井化学の完全子会社で農業用化学製品の製造・販売を行う三井化学アグロ(小澤敏社長)も10%を出資している。

創業家からBCP社の株式30%を取得して連結子会社化し、さらに残りの32%を2021年2月以降に取得する。BCP社は石原産業と三井化学アグロの製品開発や販売に従事し、欧州・北米市場への販売網を構築している。

BCP社本社

三井物産は中期経営計画で「ニュートリション・アグリカルチャー」を成長分野の一つに位置付けており、農産物の生産や品質向上に寄与する農薬、肥料、種子などの農業資材事業に注力している。今回の出資は製品ポートフォリオの拡充と販売体制の基盤強化につなげる狙いがある。

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