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港湾用クレーン総額100億円受注
三井E&Sマシナリー、欧州から初
[三友新聞 2019年12月5日号 より]
三井E&Sマシナリー(髙橋岳之社長)は、トルコ・ゲムリック港向けに三井パセコポーテーナ4基と電動式三井パセコトランステーナ6基を受注した。またスウェーデン・ガブレ港向けに三井パセコポーテーナ3基を受注した。受注総額は約100億円。三井E&Sマシナリーが欧州からポーテーナを受注するのは初めて。
三井パセコポーテーナ(岸壁用ガントリークレーン)はコンテナ貨物船と陸の間で積み下ろしを行う。三井パセコトランステーナ(ヤード用トランスファークレーン)は陸地でコンテナを積み上げて保管するための搬出入作業に用いられる。

トルコ・ギムリック港
トルコでは、海運業を展開するYildirim社の完全子会社・Yilport社から受注した。同社はトルコ国内に5つのコンテナターミナルを保有し、三井E&Sマシナリーはこれまでポーテーナ12基とトランステーナ36基の納入実績を持つ。既存クレーンのパフォーマンスが認められたことが新たな受注につながった。
ガブレ港はスウェーデン中央部に位置する鋼材の輸出が盛んな港で、三井E&Sマシナリーは今回の欧州初受注を足掛かりに、欧州事業の拡大を目指す考え。