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船用エンジン製造をデジタル技術で効率化
三井E&Sが国交省の助成受け推進

三友新聞 2019年6月6日号 より]

三井E&Sホールディングス(岡良一社長)のグループ会社である三井E&Sマシナリー(髙橋岳之社長)は、デジタル技術の活用による船用ディーゼルエンジンの開発・製造体制効率化に取り組んでいる。

このほど、国土交通省が国内造船業の競争力強化を目的に設立した助成事業「海事生産性革命(i-Shipping)を推進する革新的造船技術研究開発事業」に対し、同社が提案した「船用ディーゼルエンジンのスマートファクトリー基盤技術の開発」が採択を受けた。

三井E&Sマシナリーは船用大型ディーゼルエンジンの国内市場トップメーカーで、同助成の採択は昨年度から続く2年目。

昨年度は、従来では人の手によって行っていた部材の流通や納品にICタグを活用し、管理を効率化する実証を行った。

今年度は、3D計測技術のディーゼルエンジン開発への応用に取り組む。また、無線通信とタブレット端末等を活用し、製造現場における設計情報の共有を進める。

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