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三井物産がアジア医療最大手の筆頭株主に
2300億円出資・ヘルスケア事業加速

三友新聞 2018年12月6日号 より]

三井物産(安永竜夫社長)は、マレーシアのアジア最大手民間病院グループ・IHHヘルスケア社の株式16%相当を、同社筆頭株主であるマレーシア・カザナ社(Khazanah Nasional)から取得する。

取得対価は約84億マレーシアリンギット(約2,300億円)。持分追加取得後の持株比率は三井物産32.9%、カザナ社26.1%、その他株主41.0%で、三井物産が筆頭株主となる。

IHH社は約35,000人の従業員を擁し、アジア9カ国で50病院、12,000床超を運営。高度医療を主事業に、様々な医療と関連サービスを提供している。

三井物産は2011年にIHH社に出資参画して以降、経営参画を進め、IHH社のEBITDA(金利・税金・償却前利益)および病床数をそれぞれ3倍強に成長させてきた。

アジア各国では経済成長と高齢化により、医療は量と質両面での対策が急務となっている。こうした社会課題に三井物産は、IHH社の事業基盤強化を進めながら、「アクセス・質・効率性」の面からヘルスケアの更なる発展に貢献していく方針。

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