会員会社ニュース

三井金属が次世代セラミックストレー開発
高品質電子部品の需要増に対応

三友新聞 2018年9月6日号 より]

三井金属(西田計治社長)は、電子部品焼成用次世代セラミックストレー「セラメッシュ」を開発し、量産出荷を開始した。既に少量生産ラインを立ち上げ済みで、今後は需要に応じて増強を行う。

セラメッシュは、電子部品の製造工程で焼成する際に被焼成物を並べるためのセラミックス板で、網目状にしている点が特徴。これにより、被焼成物から発生するガスの抜けが良くなるなど、焼成環境の均一化が進み、製品歩留まりの改善が期待できる。

三井金属セラミックス事業部(福岡県大牟田市)の製品は、これまでも軽量化、薄型化、高強度化、複雑形状化など顧客の要望に応える製品を提供し、電子部品焼成用窯道具として広く採用されている。セラメッシュは同事業における新製品で、スマートフォンの高機能化や自動車の電装化などによる高品質な電子部品需要の増加を支える役割を担う。

他の記事も読む