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三井住友海上が中国で生保参入
約750億円で大手銀行傘下の持分取得

三友新聞 2018年5月31日号 より]

三井住友海上(原典之社長)は、中国の交通銀行傘下の交銀康聯人寿保険有限公司(交銀人寿)の持分37.5%を、43.25億人民元(円換算額約747億円)で取得する。

中国はアメリカ、日本に次ぐ世界第3位の生命保険市場であり、今後さらに成長が見込まれている。三井住友海上では、同市場への参入を果たすことで、収益性の向上に加えて、既存事業とのリスク分散による事業の安定化を期待している。

交通銀行は2018年4月末時点の時価総額が約7.3兆円と、中国で高いプレゼンスを持つ中国5大銀行の一つ。傘下に保険、アセット・マネジメント、証券、リース、信託等の子会社を持つ。交通銀行を合弁パートナーとすることで、三井住友海上は中国生命保険市場で強力な事業基盤を確保することが可能となる。

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