三井の特集

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世界を変える仕事で会おう。 Mitsui Mirai Meeting 2018

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三井住友海上 駿河台ビル緑地

緑化で地域と共生し、憩いの場を提供する/JR御茶ノ水駅聖橋口から本郷通りを南に下っていくと、緑に囲まれた広々とした区画の中に低層部と高層部を併せ持つ巨大な建物が現れる。かつての中央大学跡地に建つ、三井住友海上駿河台ビルだ。同ビルの特徴は、周囲の植樹ばかりでなく低層部の屋上にさらに豊かな緑の庭園が配されているところ。その屋上空間は「駿河台ビル緑地」と呼ばれている。

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先進的な発想による屋上緑地

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ガーデニングコーナー「屋上クラインガルテン」は駿河台ビル講堂の真上。1区画8㎡。ビルに囲まれた都会の真ん中での畑仕事もオツなもの

三井住友海上火災保険株式会社の「駿河台ビル」の竣工は1984年。完成してからすでに四半世紀が経過した。特徴的な屋上の緑地はビルの設計時から計画されていたもので、環境への意識が高まっている現在ならともかく、80年代当時にこのような屋上緑化の発想はかなり先進的であったといえる。緑地を設けた主な目的は、自然生態系との共生を図りながら同ビルが周辺地域に溶け込み、また周辺地域を活性化させ、ともに栄えていくためだという。

屋上緑地の広さは2614㎡という広大なもので、敷地はフォレスト、パーク、ガーデニングの3つのコーナーに分かれている。

フォレストコーナーはヤマモモやクスノキなど夏場に涼しい木陰を提供してくれる木々の生い茂るエリア、パークコーナーはチェアやテーブルが配されたくつろぎのエリア、そしてガーデニングコーナーは野菜や花の栽培が楽しめる「屋上クラインガルテン」と呼ばれるエリアである。それぞれに社員や近隣住民の憩いの場となっている。

鳥の多さは自然の豊かさの証明

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ニュートンの生家にあった木の枝から移植されたリンゴの木。いつの日か実ったリンゴが落ちてくる…?

大規模な緑化は、夏場のヒートアイランド現象の解消にも役立っている。夏場に上空から赤外線サーモグラフィで撮影すると、土や緑化されている場所とそうでないところの色(温度)の差が明らかになり、この周辺一帯の温度が低くなっていることがわかる。実際の測定値も、コンクリートやアスファルトの部分と比較すると、20度以上もの差になるという。

また、緑化によって、駿河台ビルには都会では珍しい野鳥も訪れる。森の木々にはスズメはもちろんのこと、シジュウカラ、ヒヨドリなどさまざまな鳥たちがやってくる。三井住友海上の社員とそのOBによって組織される愛鳥倶楽部のモニタリングによれば、ときにはハヤブサの飛来やヒメアマツバメの営巣なども確認することができるという。都会のビルの一角に、まさに豊かな自然が現出している。

ところで同ビルのガーデニングコーナーである「屋上クラインガルテン」は25区画に分けられ、使用を申し込んだ人に解放されている。1区画を使用できる権利は1年間で無料。現在は順番待ちの状態だが、近隣に住まいや勤務先があって土が恋しいという方は、申し込んでみてはいかがだろうか。

なお、「駿河台ビル緑地」は地上からの直通エレベーターが設置され、自由に見学できる。

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    パークコーナーには休憩スペースが設けられている。お茶などを持ち込んで和んでもよし

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    中庭には「朱龍」と呼ばれる清水九兵衛作の巨大オブジェが。上部のラウンドしている部分が屋上緑地

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    同社所属の選手がアテネオリンピック出場を決めた記念にオリーブと桜を植樹。オリンピック広場と呼ばれるエリア

※上記の内容は2009年4月15日時点の情報です。

(三井グループ・コミュニケーション誌『MITSUI Field』vol.2|2009 Spring より)

■DATA
駿河台ビル緑地
東京都千代田区神田駿河台3丁目9番
開場時間:4月〜10月 10:00〜17:00/11月〜3月 10:00〜16:00
ホームページ:
http://www.ms-ins.com/company/sustainability/environment/afforestation/index.html

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