三井の特集

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三井百科

東京五輪を決めた綱町三井倶楽部のワイン

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フランスワインを中心に、約1万5,000本の名品が保管されているワインセラー

昭和39年(1964)、敗戦からの日本の復興を世界に知らしめた、東京オリンピックが開催された。そのオリンピック開催を決定したのが、実は三井グループの迎賓館・綱町三井倶楽部の1本のワインであったことをご存じだろうか。

そもそもオリンピックの東京開催については、地理的な問題、食事の問題など、複数の理由を挙げてヨーロッパ各国が反対しており、「まともなワインすらない」という意見すらあった。しかし、その意見を逆に利用し、開催を決めたのが、当時のIOC会長・ブランデージ氏だった。

綱町三井倶楽部で会合を開いていたブランデージ会長は反対者の眼前で、47年ものの「シャトー・ディケム」を求めた。ディケムと言えば、世界3大貴腐ワインにも数えられる極甘口白ワインの最高峰であり、第一級シャトーに囲まれたフランス・ボルドー地方でも別格と見なされている逸品。実はブランデージ会長は2回目の綱町訪問であり、最高級のワインがあることを十分に承知していた。もちろん、綱町三井倶楽部は要求に応え、ディケムを饗応した。ブランデージ会長は反対派の前にディケムを高く掲げ、「日本に決めた」と宣言したという。

現在、再びオリンピックを東京に誘致しようとしている東京都も、綱町三井倶楽部で会合を開くと、開催に一歩近づくかもしれない。