活動レポート
第5回「三井ゴールデン匠賞」贈賞式開催
伝統工芸の発展に寄与する「担い手」表彰
2025.2.6
三井広報委員会は1月30日、東京・大手町のSMBCホールで、日本の伝統工芸の発展に資する活動を行っている担い手を称える「三井ゴールデン匠賞」の贈賞式を開催した。式では表彰と共に、一般投票で選ぶ「オーディエンス賞」も発表。受賞者からは喜びの声と今後へ向けた抱負が語られた。
三井ゴールデン匠賞は2015年に創設。作品そのものではなく、伝統工芸の発展に向けた「取り組み」を評価する。5回目を迎えた今回は、昨年7月に個人・団体合わせ20組の入選者を選出。続く10月に、入選者の中から三井ゴールデン匠賞5組、審査員特別賞、奨励賞各2組を発表していた。
式では主催者を代表して三井広報委員会・伊藤文彦委員長(三井住友銀行取締役兼専務執行役員)が挨拶。「手に入らなくなった材料を育てて伝統工芸を継承していく取り組みや、イノベーションにより環境負荷を軽減する取り組みなど、賞を通じて応援したい取り組みが数多く見られた」と語り、受賞者を祝した。審査員長を務めた多摩美術大学・外舘和子教授は審査の総評と共に「受賞を機にますますの発展を遂げ、日本の先頭に立って工芸の未来を切り開き、世界に発信していただきたい」と、今後の活動へエールを贈った。

「三井ゴールデン匠賞」各賞受賞者と伊藤委員長、審査員