活動レポート
三井ゆかりの施設を見学する研修会
神岡鉱山やデンカの水力発電所などを訪問
2024.10.31
三井広報委員会は、2024年度第1回研修会を10月17~18日に開催した。会員会社から16社21名が参加し、三井金属、デンカの関連施設と三井ゴールデン匠賞受賞の「能作」を見学した。
初日は、三井金属のルーツ・岐阜県神岡町の三井金属子会社・神岡鉱業へ。同社が保有する神岡鉱山では現在、大規模な採掘は現在行われていないが、同鉱山は宇宙線研究施設「スーパーカミオカンデ」などで知られており、一行は神岡鉱業の前に立ち寄った「スカイドーム神岡」で施設の研究内容を学んだ。
神岡鉱業では、廃バッテリーを破砕して鉛を取り出すリサイクル工場などを見学。参加者は明治7年(1874)に三井組が取得して以来、150年にわたり事業を続ける同地について理解を深めた。
翌日は、三井広報委員会が主催する「三井ゴールデン匠賞」第1回の受賞者である、高岡銅器の「能作」へ。製造現場を訪れるとともに、成り手不足が課題となっている業界にあっても、様々な施策により若手や女性の職人が増えていることなどの説明を受けた。

能作で女性職人の仕事を見学
最後はデンカ・大網発電所へ。デンカは新潟・糸魚川の青海工場で使用する電力の約4割を17カ所の発電所(共同保有含む)による水力発電で賄っている、国内有数の水力発電利用企業。大網発電所敷地内には水力発電資料館を設けており、一行は館内で水力発電についての説明を受けたほか、発電所内で設備が稼働する模様を見学した。

デンカ・大網発電所見学の様子