活動レポート

都内の三井関係施設をめぐる研修会
三井文庫・三井デザインテックを訪問

2023.1.1

三井広報委員会は2022年12月8日、公益財団法人三井文庫(中野区)と三井デザインテック本社(中央区)を巡る研修会を行った。当日は会員会社から12社20名が参加。三井文庫では歴史的史料を閲覧し、三井デザインテックでは働きやすさを追求した最先端の新本社オフィスを見学した。

三井文庫ではまず、隣接する「三井家野方墓所」を参詣。三井文庫・下向井紀彦主任研究員の解説を受けながら、三井家の元祖・三井高利の墓碑や奉公人の供養塔を見て回った。三井文庫では吉川容上席研究員が三井文庫の沿革や現在の活動を説明したほか、在籍する研究員によって大坂両替店の手代が記した日記録や戦前に行われた三井各社の株主総会記録、三井本館着工前の地鎮祭で使われた銀製シャベルなど書庫に眠る貴重な史料の数々が紹介され、参加者たちが感銘を受ける様子も見られた。

三井文庫・下向井氏が三井家野方墓所を案内

書庫に眠る江戸時代の「日記録」

続いて一行は東銀座の三井デザインテック本社へ移動。同社がデザインフィロソフィーとして掲げる「クロスオーバーデザイン」の下でリニューアルされた築約60年の「銀座六丁目スクエア」を訪ねた。

参加者を出迎えた檜木田敦社長は、「従来型の作業重視型からコミュニケーション重視型のオフィスに変わった」と効果を強調。エントランスには来訪者の人数によって壁面のグラフィックが変化するデジタルアートが設置されているほか、偶然近くを通った社員も参加しやすいオープン会議室やファッションブランドの「ミナ ペルホネン」のデザインをあしらったウェブブースなど様々な工夫が凝らされた最新オフィスに参加者からは感嘆の声が聞かれ、研修会は盛況のうちに終了した。

檜木田社長が三井広報委員会を歓迎

本社には銀座ゆかりの佐久間象山の肖像も