活動レポート

山口で三井ゴールデン・グラブ野球教室
3年ぶり開催、元中日・井端氏などが指導

2022.11.3

三井広報委員会は、三井ゴールデン・グラブ(三井GG)賞受賞経験者を講師とし、少年野球指導者を対象に守備の基本やケガの予防法などを教える「三井ゴールデン・グラブ野球教室 山口教室」を、山口きらら博記念公園やまぐち富士商ドーム(山口市)で10月30日に開催した。地域の指導者など61名が参加し、守備の名手から学びを得た。

三井GG野球教室は2010年開始。2020年からはコロナ禍で開催を見送っていたが、このほど3年ぶりに21回目となる山口教室を実施した。講師は西崎幸広氏(投手、日ハムOB)、石原慶幸氏(捕手、広島OB)、井端弘和氏(内野手、中日OB)、柴原洋氏(外野手、ソフトバンクOB)と、吉田直人トレーナーの5名が務めた。

教室は吉田氏による「少年野球選手の傷害予防」と題した講習会とストレッチの実践からスタート。西崎氏による投げ方の基本、石原氏による捕手の基本と続き、今回初参加となる石原氏は「小学生がセカンドにノーバウンドで投げるのは無理。ワンバウンドでも十分アウトにできる。段階に合わせた指導を」と指導者の心得を説いた。

石原氏による「捕手の基本」指導の様子

その後、キャッチボールや投内連携の指導、昼食を挟んで午後は2チームに分かれ、井端氏・柴原氏による内野・外野の基本を交互に実施。井端氏も今回が初参加だが、三井GG賞7回受賞の貫録で落ち着いた指導を展開。「内野守備は前に出ろと言われるが、急がなくてもいい。前に突っ込むより、構えてスムーズに捕球すること」と、内野手指導の注意点などを解説した。

「内野手の基本」を伝えた井端氏