活動レポート

北海道の三井グループ関連施設を見学
集合形式の研修会実施は3年ぶり

2022.10.13

三井広報委員会は、2022年度の第1回研修会を北海道で9月29日〜30日に開催した。集合形式の実施は3年ぶり。会員会社から13社18名が参加し、王子製紙苫小牧工場や商船三井のフェリー、サッポロビール博物館などを訪れ、各社事業や三井と北海道にまつわる歴史などを学んだ。

初日はまず、明治43年(1910)から営業を続ける王子製紙苫小牧工場へ向かい、工場の歴史や製紙の現場などを見学した。敷地内には電気化学工業(現デンカ)発祥の記念碑もあり、同じ三井広報委員会会員企業として、その歴史を辿った。

次いで苫小牧港に移動。商船三井フェリーが苫小牧と大洗(茨城)間で運航する「さんふらわあ ふらの」に乗船し、設備や客室などを体験した。

水路で木材を運ぶ王子製紙苫小牧工場

「さんふらわあ ふらの」の客室を見学

2日目は、今年重要文化財に指定された「旧三井銀行小樽支店」へ。建物は昭和2年(1927)竣工で、関東大震災を教訓に耐震技術を取り入れていることが特徴のひとつ。現在はニトリが所有し、近隣施設と共に「小樽芸術村」として似鳥文化財団が運営を担い、公開されている。

かつて三井合名会社の札幌別邸として賓客の応接などに使用されていた北海道知事公館を経て、最後はサッポロビール博物館へ。館内では巨大煮沸釜やビール製造業発展の道筋を説明したギャラリーなどを巡り、北海道から始まったサッポロビールの軌跡を学んだ。

サッポロビール博物館で創業からの軌跡を辿った