活動レポート

福岡・大牟田で研修会開催
世界遺産はじめ三井関連施設を視察

2018.11.22

三井広報委員会は11月16日から2日間、三井ゆかりの福岡県大牟田市で研修会を開催。会員会社から15社21名が参加した。

市内には世界遺産の三池港や万田坑をはじめとする三井三池炭鉱の旧跡や三井グループ各社の工場があり、参加者は各地を巡るとともに、かつて国内産業を支えた三井の炭鉱の歴史に思いを馳せた。

世界遺産・万田坑を訪れた一行

初日は三井金属系の三池製錬、デンカ大牟田工場、三井化学大牟田工場を巡った。三池炭鉱の石炭化学コンビナートとして栄えた大牟田には古くから工場が立ち並び、3工場は操業100年を超える。蒸気を融通し合うなど、三井系3工場の協力体制も紹介され、一行は熱心に耳を傾けた。また三井松島グループが運営する迎賓館・三井港倶楽部にも訪れた。

石炭産業科学館内に再現された坑道と東芝製の石炭輸送車

2日目は三井不動産太陽光発電所、石炭産業科学館、三池港、宮原坑、万田坑を視察。発電所は三井金属の遊休地を利用して2014年に開設、1,800世帯分の年間消費電力を発電している。三池炭鉱の歴史を辿る石炭産業科学館には再現された坑道や実物の東芝製石炭輸送車、三井三池製作所製掘進機もあり、一行は坑内の様子に目を見張った。

午後は世界遺産の三池港、宮原坑、万田坑へ。さまざまな貴重な文化財を見学し、2日間の行程は全て終了。参加者はかつての石炭産業と大牟田で発展した三井の歴史に理解を深めた。