活動レポート

岩手・宮城で研修会実施
「匠賞」の岩鋳や日本製紙石巻工場など視察

2016.11.17

三井広報委員会は、2016年度第2回の研修会を11月11日~12日に実施した。研修会には会員会社11社から14名が参加し、第1回三井ゴールデン匠賞を受賞した岩鋳(盛岡市)、二木会企業である日本製紙の石巻工場(石巻市)、三井物産や仙台三越などが出資して2015年に開業した仙台うみの杜水族館(仙台市)、東日本大震災の被災の跡が色濃く残る仙台市若林区荒浜地区を視察した。

岩鋳を視察

11日は2カ所を訪問。岩鋳では、工房での鉄瓶制作を見学した後、岩清水晃社長と伝統工芸士で「3代目清茂」の号をもつ八重樫亮氏と懇談。日本製紙石巻工場では、東日本大震災の被災体験と復興の経緯について説明を受けると共に、工場で日本に4台しかないという大型設備「N6抄紙機」を見学した。

日本製紙石巻工場を視察

仙台うみの杜水族館を視察

翌12日は仙台うみの杜水族館を訪れ、開館までの経緯や概要などについて聞いた後、非常時には避難施設にもなっているという備蓄等の設備を見学。最後に向かった荒浜地区では、復興の目途も立たない現状を視察。語り部の話に耳を傾け、慰霊碑に手を合わせた。