活動レポート

三井の歴史に触れる研修会実施
三井文庫・三井記念美術館・三囲神社など見学

2016.1.15

三井広報委員会は、都内の三井関連スポットを巡る2015年度第2回の研修会を、昨年12月15日に実施した。研修会には会員会社17社から24名が参加し、東京都中野区の三井文庫、中央区日本橋の福徳神社と三井記念美術館、墨田区の三囲神社を訪れた。

貴重な史料が収められた三井文庫書庫の見学

最初に訪れた公益財団法人三井文庫では、10万点を超える貴重な史料の数々が収められている書庫を見学。江戸時代から残る越後屋の帳簿類や、財閥時代の書類、両替店で用いられていた天秤といった道具など、三井350年の歴史を感じられる品々に、参加者は関心を寄せていた。

次いで日本橋に移動し、三井不動産が2014年に日本橋再生計画の中核を担う室町東地区の再開発で再建した福徳神社に参拝した後、三井記念美術館へ。2015年は三井文庫の開設50周年、美術館の開館10周年にあたり、美術館では記念特別展として春に「三井の文化と歴史」、1月23日までは「三井家伝世の至宝」を開催。参加者は特別展を鑑賞し、茶器や絵画、能面、刀剣など国宝や重要文化財が目白押しの「至宝」の数々に目を奪われていた。

日本橋地域コミュニティの核となることが期待される福徳神社に参拝

美術館に続き、墨田区向島の三囲神社が、今回最後の研修場所。同神社は三井家の守護社として、元禄年間から信仰されている。境内に鎮座する三越池袋店のライオン像や、三井家の先祖を祀る祖霊社「顕名霊社」などを見学・参拝し、都内を巡る研修会を終えた。

貴重な史料や美術品、由緒ある神社への参詣を通じ、参加者たちは三井への理解を深めると共に、「改めて伝統と歴史を見つめ直すいい機会となった」といった声も聞かれた。