会員会社ニュース

SLLによる融資契約締結
三越伊勢丹HD・三井住友信託銀行

三友新聞 2026年2月12日号 より]

三越伊勢丹ホールディングス(細谷敏幸社長)は、三井住友信託銀行(大山一也社長)とサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)による融資契約を締結した。金額は非公表。借り手の環境貢献活動に関する評価に応じて借入条件が変わるSLLの仕組みを活用し、事業運営と持続可能な社会づくりへの連動性を高める。

SLLは、借り手の経営戦略に基づくサステナビリティ目標と整合した「サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット」(SPT)を設定し、SPTの達成度と借入条件を連動させることで、持続可能な経済活動や成長を促進することを目指す融資。調達した資金の使途は、特定のプロジェクトに限定されず柔軟に活用できる。

三越伊勢丹HDと三井住友信託銀行とのSLLに関する契約締結は2021年に続く2回目。前回に続き、環境保護に関する情報公開を促す非営利国際団体「CDP」が公開する気候変動質問書のスコアで、現在取得中の「A」または「Aマイナス」の評価を維持することをSPTに設定した。

三越伊勢丹HDは、「CDPでは温室効果ガスの削減進捗に加え、情報開示の包括性や環境リスクに対する認識と管理などを総合的かつ詳細で独立した手法によって評価が行われている」として、CDPスコアが自社の脱炭素社会に向けた取り組みと進捗を評価する指標として適切であると判断したとしている。

他の記事も読む