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東洋エンジニアリングが尿素生産技術を供与
カザフ・ナイジェリアの食料供給貢献

三友新聞 2026年1月29日号 より]

東洋エンジニアリング(細井栄治社長、TOYO)は、カザフスタンの化学肥料製造会社・KazAzot Prime LLP(カズアゾット社)と、脱炭素化および尿素肥料分野の協力を目的に覚書を締結した。また、ナイジェリアでは同国のBUA Chemicals Limited(ブア社)が計画する世界最大規模の尿素プラントにTOYOの技術が採用されたことを発表。肥料分野の展開を拡大させている。

カズアゾット社との覚書は2025年12月20日に都内で開催された「中央アジア+日本ビジネスフォーラム」で締結された。これに先立ち、同年9月にはカズアゾット社がカザフスタンで建設を計画する尿素肥料プラントへのTOYOの尿素造粒ライセンス採用が決定しており、両社連携の契機となった。

カザフスタンは国の産業が化石燃料に大きく依存しており、脱炭素化が急務となっている。一方で食料の安定供給に向けた肥料の増産にも力を入れており、カズアゾット社は両分野で計画を進めている。

ナイジェリアにおけるブア社の尿素肥料プラント建設計画は、日産4000t×2系列で世界最大規模となり、現在は基本設計段階にある。将来のライセンス供与を前提に、TOYOは尿素合成および造粒ライセンサーとして、プロセスフロー図や配管計装図、機器データシートなどプラント建設の基本となるドキュメントをパッケージ化したものを意味する「プロセス・デザイン・パッケージ」の作成を行う。

カズアゾット社と覚書を交わした細井社長(左)

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