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都市対抗野球で王子が優勝
21日ぶり2回目、愛知対決制す

三友新聞 2025年9月18日号 より]

東京ドームで8月28日から9月8日まで行われた第96回都市対抗野球大会の決勝で、王子(春日井市)が三菱自動車岡崎を2-1で破り、2004年以来となる21年ぶり2回目の優勝を果たし、黒獅子旗を掲げた。

優勝した王子野球部

王子は東京ドーム行きも危ぶまれた東海第6代表からの下剋上。パナソニック、西部ガス、JFE東日本、ヤマハを下して決勝に進んだ。三菱自動車岡崎とは史上初となる愛知県勢同士の決勝戦。磯野裕之社長はじめ会社の総力を挙げた大応援団の声援を受けて臨んだ。

決勝戦は前日のヤマハ戦で5回を投げた1年目左腕の樋口新投手が連日の先発。4回に1点を先制されたものの役割を果たし、柳橋巧人投手が走者を一人も出さない好投で試合を引き締める。王子は1点を追う8回、先頭の細川勝平選手が安打性の当たりで2塁を陥れると、相手のエラーも絡んで2点を奪い逆転に成功。6回からは九谷瑠投手が相手打線を1安打に抑えた。

王子が決勝に進出したのは2008年の第79回大会以来。優勝は2004年の第75回大会以来2回目。湯浅貴博監督は前回優勝時には主将としてチームを牽引し、今回は監督としてチームを優勝に導いた。「ここまで来ることができたのは、諸先輩方をはじめ、多くの皆様、そして何よりも従業員の皆様の支えがあってこそです。選手たちは『優勝する』と強い信念を持ち、一丸となって戦ってくれました。この揺るぎない気持ちで挑み、優勝という結果を得られたことを、心から嬉しく思っております」と優勝の喜びを話した。

決勝翌日の9月9日には王子HD本社で優勝報告会が行われた

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