会員会社ニュース
ゆかた姿で来客出迎え
日本橋三越でゆかた商戦ピークへ
[三友新聞 2025年7月17日号 より]
日本橋三越本店は、7月7日の開店時に約30名の従業員がゆかた姿で来客を出迎えた。七夕と「ゆかたの日」にあわせ、ゆかたの魅力を訴求する恒例企画。4階呉服売り場ではゆかた商戦のピークに向け、反物のほかプレタポルテ(仕立て済み)商品、関連小物などをそろえゆかた需要に応えている。
当日朝には、丸井良太本店長や近藤紀代子女将をはじめ、ゆかたをまとった従業員が1階ライオン口に集結。10時の開店とともに入店する多数の客に向けて「いらっしゃいませ」と声を合わせた。

約30名の従業員が涼しげなゆかた姿で来客を出迎えた
今年のゆかた商戦のテーマは「NEW GROUND(新境地)」。長期化した暑さに対応するよう、初夏から盛夏には涼しげな色合いと通気性の高い素材で、初秋には季節感を漂わせる落ち着いた色味に足袋を合わせて着物風の装いとするなど、ゆかたを長く楽しめる着こなしを提案する。
日本橋三越では3月からゆかた販売に注力しており、これまでは完成まで1カ月ほどかかる反物からの仕立て需要が多かったが、7月以降はすぐに着られるプレタの販売増が見込まれる。
担当バイヤーの金子直史さんは「コロナ禍明け以降、ゆかた商戦は好調。花火大会などの定番イベントだけでなく、趣味や友人との集まりといったプライベートでのゆかたの着用が増えている」と語った。

4階呉服売り場のゆかたコーナー