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FIP活用の水上太陽光発電が完成
三井住友建設、兵庫で運転開始
[三友新聞 2025年5月29日号 より]
三井住友建設(柴田敏雄社長)は、兵庫県加東市の農業用ため池で建設を進めてきた、同社初となるFIP制度活用型PPAモデル事業の水上太陽光発電所を3月31日に完成させた。5月1日から運転を開始し、NTTアノードエナジーに25年間全量を売電する。
FIP(Feed-in Premium)制度はFIT(固定価格買取制度)とは異なり、電力市場の価格に応じて売電価格が変動する仕組み。発電事業者は市場価格が高いタイミングで売電することで収益を最大化できる。
三井住友建設は今回、加東市の隣接する2つの農業用ため池に、発電出力合計約1600kWの水上太陽光発電設備を設置した。これにより、同社が自社運営する太陽光発電所は水上8件、陸上2件の合計10件となる。

完成した水上太陽光発電所