会員会社ニュース

医療ベンチャーの米国進出支援
三井不動産など3者連携で

三友新聞 2024年12月19日号 より]

三井不動産(植田俊社長)と国立研究開発法人国立がん研究センター、世界最大級のライフサイエンスクラスターとされる米国のテキサス・メディカル・センター(TMC)の3者は、医療系スタートアップ企業の育成を目的にこのほど協定を結んだ。日本発の新技術を発掘・育成するとともに、米国市場参入に向けた各種支援で連携する。

三井不動産はこれまで、千葉県柏の葉エリアで注力する柏の葉スマートシティの街づくりにおいて国立がん研究センターなどと連携したライフサイエンス拠点化に取り組んできたほか、日本橋でもライフサイエンス分野における多彩なプレイヤーが集まり交流するための会員制組織「LINK-J」を立ち上げるなど、同分野への関わりを深めてきた。

3者連携による米国進出プログラムの候補者として選ばれた企業は、製品のマイルストーン作成と米国市場参入を支援するための資金要件管理に関するガイダンスが受けられるほか、臨床と規制に関する専門知識の習得、ベンチャー投資家やヘルスケアアドバイザーとの接点が得られるなどの支援を受ける。

他の記事も読む