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国内4拠点でマスバランス認証
東レが国際的機関から取得
[三友新聞 2024年3月21日号 より]
東レ(大矢光雄社長)は国内4拠点(名古屋事業場、東海工場、岡崎工場、千葉工場)で、マスバランス方式による国際的な認証制度である「ISCC PLUS認証」を、国際的第三者認証機関のテュフズードジャパンから取得した。認証取得により、各拠点はバイオマス原料またはリサイクル原料をマスバランス方式で割り当てて使用し、製品の生産・供給が可能になった。
岡崎工場ではマスバランス方式によりバイオマス原料を割り当てた繊維製品の生産を3月中に始める。名古屋事業場、東海工場、千葉工場では、マスバランス方式によりリサイクル原料を割り当てた樹脂製品の生産を2025年度に開始する予定。
東レは今後、各拠点の供給体制を構築することで、バイオマス原料やリサイクル原料の使用、カーボンフットプリントの低減などの顧客ニーズに応える考え。
※マスバランス方式…原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)が、そうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法。