会員会社ニュース

特別展「金剛宗家の能面と能装束」
三井記念美術館で9月2日まで

三友新聞 2018年7月5日号 より]

三井記念美術館は6月30日に特別展「金剛宗家の能面と能装束」を開会した。能楽の家元・金剛宗家が所蔵する能面・能装束の名品を一堂に展観する。

秀吉が愛蔵した「雪」と「花」の小面

金剛宗家と三井家は明治期から親交があり、昭和初期には金剛流23世・金剛右京から54面が三井家に譲られた。現在は重要文化財に一括指定され、三井記念美術館が所蔵している。展覧会では金剛宗家が所蔵する能面・能装束に加え、三井家伝来の能面も一部出展。なかでも豊臣秀吉が愛蔵したとされる小面の銘物「雪・月・花」(龍右衛門作)の3面のうち、金剛宗家の「雪の小面」と三井記念美術館の「花の小面」が半世紀ぶりに揃って展示される。「月の小面」は徳川家康に譲られ、その後、江戸城の火災で失われた。

金剛宗家所蔵の能面を中心に約60面を展示

休館日は7月16日、8月13日を除く月曜。開館時間は午前10時から午後5時まで。毎週金曜は「ナイトミュージアム」とし、午後7時まで開館時間を延長する。

三井記念美術館

他の記事も読む