三井の特集

三井広報委員会
活動紹介パンフレット (7MB)
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世界を変える仕事で会おう。 Mitsui Mirai Meeting 2018

企業探訪

三井物産

自らが新たなビジネスを創り、
育て、発展させる集団を目指して

三井物産

2020年2月に新社屋の完成が予定されている三井物産。新中期経営計画のキーワードに「Driving Value Creation」を掲げ、多様なプロ人材の活躍に向けてダイバーシティ経営を推進する同社の「働き方改革」について聞いた。

ダイバーシティ経営で企業競争力の向上を

2017年5月に発表した新中期経営計画のキーワード「Driving Value Creation」が意味するのは「価値創造を通じた成長の加速」。三井物産では、“多様なプロ人材が三井物産グループの総合力とネットワークを駆使して、主体的に事業創出に取り組み、新たな価値を持続的に創造する”ことを目標とし、「自らが新たなビジネスを創り、育て、発展させる集団」となることを目指している。

新中期経営計画で示されている「三井物産の目指す在り姿」

新中期経営計画で示されている「三井物産の目指す在り姿」

新中期経営計画における重点施策

1. 強固な収益基盤づくりと既存事業の徹底強化
2. 新たな成長分野の確立
3. キャッシュ・フロー経営の深化と財務基盤強化
4. ガバナンス・人材・イノベーション機能の強化

そして、その核として据えているのが“人材”である。2015年には、グローバル・ダイバーシティ室をダイバーシティ経営推進室として改編。安永竜夫社長自らがさまざまな場面でダイバーシティ経営の重要性を強く訴えるなど、企業競争力向上のための重要課題として多様な人材の活躍を位置づけている。

働くパフォーマンスに視点を置いた「働き方改革」の取り組み

(仮称)OH-1

東京・大手町一丁目2番地区に、三井不動産と共同で推進する大規模複合開発「(仮称)OH-1計画」は、2棟のオフィスビルを中心に多目的ホールや国内最高級クラスのラグジュアリーホテル、大規模緑地広場なども併設。「外国企業誘致・ビジネス交流のためのMICE機能強化拠点」として、内閣府より国家戦略特別区域の特定事業として内閣総理大臣認定も受けている。2020年の建物竣工後は、三井物産本店を移転予定

同社人事総務部ダイバーシティ経営推進室の白江喜実子室長は言う。

「当社が進めるダイバーシティ経営のポイントは『働き方改革』『インクルージョン』『ワークライフ・マネジメント』。なかでも『働き方改革』は、社員一人ひとりが効率性・生産性を高め、高いプロ意識と自らの仕事に対するロイヤリティーを持って、能力を外向きに最大限発揮することにより競争力を強化するための大切な要素としています。“働くパフォーマンス”に視点を置いて、企業競争力強化をゴールにしています」

マネジメント層の約8割が生産性・効率性への寄与を評価

この「働き方改革」は2015年10月、まずは働き方の現状や仕事の充実感、労働時間と休憩、女性活躍など全81項目にも及ぶ社員への意識調査からスタートした。

「調査の結果、効率性・生産性の高い働き方を阻害する要因として、全社的なものと各組織に固有のものの大きく2つが存在するということが浮き彫りになりました。当社の働き方改革は、その2つに対する改善活動を並行して展開していくことを両輪としています(下図)。全社施策について一例を挙げると、2016年4月に『時間単位の年次有給休暇』を導入しています。1時間単位から取得可能になったことで、必要な時に必要な分しっかり休むというメリハリの効いた働き方がより実現できるようになり、多くの社員、とりわけ忙しい社員から“使いやすい”と好評価を得ています」(ダイバーシティ経営推進室高城紘子HRマネージャー)

2016年度の1年間で社員の8割以上がこの制度を利用。この制度がきっかけとなり、全体的な年次有給休暇取得率にも好影響をもたらしているという(2016年度実績66.5%)。

「また、2017年6月には『個人単位の時差出勤制度』を導入しています。従来の午前9時15分から午後5時30分という一律の就業時間帯に拘らず、上長承認のもと、個人と組織のパフォーマンスが極大化する時間帯を13パターンの中から選択するという仕組みです」(高城マネージャー)

マネジメントへの負荷が懸念されたが、2016年夏に実施した大規模なトライアルにおいてマネジメント層の約8割が「生産性・効率性を向上させるための施策となりうる」と評価したことで、正式導入が決定した。

三井物産の「働き方改革」

着々と進められるプロ人材が育つ環境づくり

入社1年目のダイバーシティ経営推進室・中野紗希さんは、こんな感想を語る。

「働き方を自由に選べるということは、どんな働き方なら自分のパフォーマンスを発揮できるのかを見つめること。いい意味でのプレッシャーにつながっていると感じます」

同社では、新しい企画を練ったり、仕事をつくったりする時間を『攻めの時間』と呼ぶが、自分のパフォーマンスを見つめる時間も『攻めの時間』にほかならない。新中期経営計画に描かれる“プロ人材”が育つ環境づくりが着々と進められている。

※上記の内容は2018年1月15日時点の情報です。

(三井グループ・コミュニケーション誌『MITSUI Field』vol.37|2018 Winter より)

■企業プロフィール
三井物産株式会社
社名: 三井物産株式会社
住所: 東京都千代田区丸の内1-1-3 日本生命丸の内ガーデンタワー
HP: http://www.mitsui.com
事業内容: 全世界に広がる営業拠点とネットワーク、情報力などを活かし、多種多様な商品販売とそれを支えるロジスティクス、ファイナンス、さらには国際的なプロジェクト案件の構築など、各種事業を多角的に展開している。