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三井百科

日比谷の名建築「三信ビル」

解体直前の三信ビル

解体直前の三信ビル

日比谷の名建築として知られた「三信ビル」。昭和初期のレトロな建築様式は多くの人に親しまれたが平成19年(2007)、老朽化により解体され、80年近い歴史に幕を閉じた。

ビルは昭和初期、関東大震災の復興が進む東京で三井合名と三井信託(現三井住友信託銀行)の共同事業として起工された。名称は「三井信託」の略称の「三信」とし、昭和5年(1930)に竣工した。地上8階、地下2階の壮大な建物は人々の注目を集めた。1・2階を吹き抜けとしたアーチ型天井のアーケードにはシャンデリアが飾られ、当時は珍しい間接照明も採用。半円形のエレベーターホールには国内初の自動エレベーターが設置された。れんが造りの外観は中層部の3連窓とともに角の取れた柔らかな印象を与える。

三井信託、三機工業、電気化学工業(現デンカ)など三井各社が入居したほか、8階には三井の厚生施設「三友倶楽部」が開設され、三井マンが囲碁やビリヤードに興じた。幸いにも空襲を免れ、戦後も多くの三井系社員に愛されたが、惜しまれつつ解体された。

隣接する日比谷三井ビル跡地とともに三井不動産が一体開発し、2018年3月には「東京ミッドタウン日比谷」が開業する。

(2018年2月1日更新)