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三井百科

「馬の三井さん」彫塑家・三井高義

馬像を制作する三井高義

馬像を制作する三井高義

中央競馬の一年を締め括るドリームレース・有馬記念。かつて三井家にも馬に一方ならぬ愛情を注ぎ、「馬の三井さん」と呼ばれたほどの人物がいた。三井11家のひとつ、一本松町家3代当主で彫塑家・三井高義の名作はJRAが優駿を顕彰する馬像としても知られ、横浜市の根岸競馬記念公苑にはシンザン、トキノミノルなどの名馬像がその勇姿を留めている。

高義は明治36年(1903)、一本松町家に生まれる。ポニーに乗り通学したほどの馬好きで、彫塑家を目指し東京美術学校(現東京藝術大学)に入学。三井記念美術館入口に展示されている鹿像「嶺」を制作した池田勇八などに師事し、日展・日彫展では出品の度に入選・特選を果たすほど高い評価を得る。

シンザン像の制作では1カ月厩舎に泊まり込むほどで、作品からは鋭い観察眼と豊かな愛情が感じられる。馬のほか、犬、猫、カラスなども手掛け、戦後は新日展審査委員となり、動物作家としてその名を広めた。昭和62年(1987)没。

2012年には生誕110年を記念し、根岸競馬記念公苑内の「馬の博物館」で「三井高義彫塑展」が開かれた。

綱町三井倶楽部や月曜会クラブ、三井生命ホールなど、三井関連施設や一部の三井系各社にも作品が置かれている。

(2017年12月21日更新)