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東レ
コンポジット事業第1部 情報機器課 室 明誉(むろ あきのり) |
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東レの室です。東レは、炭素繊維で世界最大のメーカーです。炭素繊維は鉄に比べて軽くて強くて錆びないのが特徴で、その主な使用用途はボーイング新型機に代表される航空機や、ゴルフクラフや釣竿などスポーツ製品、また自動車部材や土木建築の耐震補強などの産業用途などがあります。しかし、炭素繊維の可能性は大きく、これからは未開拓の分野にも積極的に開拓していこうというのが会社の方針です。私はパソコンやデジタルカメラといった情報機器関連でこの炭素繊維を拡販すべく、「セールスエンジニア」という技術的な専門知識を駆使した営業を行っています。
技術進化のスピードが速い情報機器分野では、製品開発にもスピードが求められます。私は大学で専攻してきた理系のバックグラウンドがあるので、お客様の技術的な要望にも的確・スピーディーに対応できていると思っております。場合によっては開発に加わり、お客様と協力して一つの製品まで創り上げていくこともします。
例えば、今まで金属で出来ていたノートパソコンのボディ(筐体)を炭素繊維の複合材料にすると、同じ強度でもっと薄く、軽くすることができます。以前お客様から、さらに強度を高められないかと相談を受けたのですが、それにはボディの厚みを増す必要がありました。もちろん、多少厚くしても金属ボディに比べれば軽さのメリットは十分確保できますが、開発部門からは「厚みを増すと不良品の発生率が高まる」と製造面での懸念が指摘されました。そこで私は、自分で素材特性をデータ解析し、今までの製品と同じ歩留まりで製造できることを証明し、開発部門を説得しました。
東レは素材メーカーですから、お客様は様々な業界の方となります。配属部署によって関わる業界は色々で、同期で集まれば、あたかも社内で異業種交流会をやっているように貴重な情報が得られます。また仕事についても、自分の裁量でやらせてもらえる部分が非常に多く、小さな会社の社長になったような気概で、やりがいと責任を感じながら駆け回る日々が続いています。


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東レ株式会社は、東洋レーヨン株式会社として、1926年にビスコースレーヨン製造を目的として設立されました(1970年に社名変更)。1951年にはナイロン繊維“アミラン”の本格生産をスタートし、その後ポリエステル繊維“テトロン”、アクリルなど三大合成繊維を事業化しました。
現在ではフィルム・樹脂などのプラスチック製品や炭素繊維複合材料、医薬・医療製品、情報通信材料・機器、水処理事業などに多角化を進めていて、世界20カ国・地域で約240社のグループ会社が活動しています。
また、2006年には長期経営ビジョン『AP-Innovation TORAY 21』を策定し、「Innovation by Chemistry」をコーポレートスローガンとして、「先端材料で世界のトップ企業」を目指しています。
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