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上海現地法人を改組し3億円超増資
新日本空調が中国全土へ事業展開

三友新聞 2020年6月4日号 より]

新日本空調(夏井博史社長)は空調を含む建築工事を中国全土へ展開するため、5月1日付で上海現地法人「新日本空調工程(上海)有限公司」を中国現地法人「新日空(中国)建設有限公司」に改組した。資本金は新たに2,072万元(約3億2,700万円)を投じ、7割増の5,000万元(約7億9,000万円)とした。

上海現法は2003年に設立。日系製造業の工事を中心に業容を拡大し、現在は中国国内で4支店(広州、天津、江蘇、重慶)、子会社2社を展開。これまでに800件超の工事実績がある。保有する施工資格は建築、機電、石油化学プラント、水処理、インテリア内装など7種類。

中国現法化を機にコンサルティング子会社を新設するほか、福建省厦門市にも5番目の支店を開く。今後は建築設備と内装工事を組み合わせた総合請負契約を増やすとともに、大型投資案件にも取り組む。

新日本空調は、「新型コロナウイルスは回復プロセスに入り、当社事業所もほぼ再開している。長年中国に携わってきた企業として復興ニーズや新規投資に応える」としている。

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