4月5日号
東京ミッドタウン日比谷開業
初日に10万人来場
三井不動産(菰田正信社長)は3月29日、「東京ミッドタウン日比谷」をオープンさせた。初日は約10万人が来場、開業前には1,000人の行列ができた。記念式典で施設のテレビCMに出演する女優の宮﨑あおいさんは、「映画に携わる者として、日比谷でレッドカーペットの上を歩きたい」と挨拶。菰田社長など関係者によるテープカットが行われた。
建物は地上35階、地下4階。1階から6階の商業施設は日本初出店、新業態22店舗を含む60店舗で構成。三井系では三越伊勢丹の高級化粧品専門店「イセタンミラー」、第一園芸のフラワーショップ「ビアンカ バーネット・バイ・オアシーズ」、トヨタ自動車のレクサスショールーム「レクサス ミーツ」がオープンした。
開業初年度は売上高130億円、来場者数1,200万人を目指す。
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菰田社長(中央左)、宮﨑あおいさん(同右)などによるテープカット
横浜駅で「食」の29店舗
三越伊勢丹がジョイナス内に開業
三越伊勢丹ホールディングス(杉江俊彦社長)は、相鉄グループが運営する横浜駅西口の商業施設・ジョイナスに「フード&タイム イセタンヨコハマ」を3月20日、開業させた。スーパー、カフェ、イートイン、レストランなど「食」の29店舗を誘致。営業時間を午前7時半から午後11時とし、通勤客をはじめ、朝食から夕食まで幅広い時間帯に対応する。
施設は地下1階の2,300㎡。従前は三越伊勢丹グループの「クイーンズ伊勢丹横浜店」が営業しており、今回、小型店に規模を縮小した上で、核テナントとしてリニューアルオープンさせた。出勤前の朝食やランチ、午後のスイーツ、ダイニング、テイクアウトメニューなど、朝・昼・夜の軽食を重視。「生鮮食品」「イートイン」「カフェ&デリ」「カジュアルダイニング」の4つのゾーンで構成される。
飲食店を中心に29店舗が並ぶ
中核店舗の「クイーンズ伊勢丹」
コンテナ船新会社が船出
商船三井・日本郵船・川崎汽船
商船三井(池田潤一郎社長)、日本郵船、川崎汽船は、コンテナ船事業の統合会社「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス」(ONE)が4月1日から営業を開始したと発表した。年間1,100億円のコスト削減・相乗効果を見込む。
ONEは持株会社を東京に、事業会社をシンガポールに置き、100カ国でサービスを展開する。船隊規模は約230隻、20フィートコンテナ換算で144万個。世界シェアは7%の6位となる。社長は置かず、取締役は3社から2名ずつ就き、商船三井からは代表取締役会長に田邊昌宏取締役、取締役に小野晃彦専務が就任した。
商船三井は昨年度、世界最大級の2万個積みコンテナを6隻竣工させたばかりで、ONEの主力船として期待されている。